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2016年3月13日[カテゴリ]:

毎日新聞 ご近所のお医者さん

毎日新聞 ご近所のお医者さんで世界腎臓デーを紹介しました。

腎臓は毎日200リットルもの血液をろ過し体内で発生した老廃物を尿として体外に排泄し体内をきれいに保ちます。また血圧やミネラルの調節、造血ホルモンの分泌や骨の代謝といった体を健康に保つために大切な働きを司る臓器です。この腎臓の調子が悪くなり機能しなくなると血液中に老廃物や毒素がたまり、尿毒症となり生命維持のために透析療法が必要となるため、社会的にも大きな問題となっています。 CKDとは、腎臓の働きが健康な人の60%未満に低下、また尿に蛋白が出るといった腎臓の異常が続く状態を言います。現在日本では1300 万人のCKD患者さんがいるといわれ、糖尿病患者数より多く国民病と言えるでしょう。CKDは腎臓の病気ですが、高血圧、糖尿病、コレステロールや中性脂肪が高いといった脂質異常症、肥満やメタボリックシンドロームといった生活習慣病によっても引き起こされます。またCKDは、心筋梗塞や脳卒中の危険因子ということがわかってきました。つまり、腎臓を守ることは、心臓や脳を守ることにもつながります。食事カロリーや塩分の過剰、運動不足などにならないよう、世界腎臓病デーを機会に是非腎臓に優しいライフスタイルを意識してください。

毎日新聞_ページ_1

 

投稿者 by 院長