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6.インスリン分泌障害を引き起こす環境因子 脂肪毒性(lipotoxicity)

長期間にわたる多量の脂肪酸の存在下では、膵B細胞はグルコースによるインスリン分泌が障害されることも知られている。
ラットの実験でも高脂肪食にて飼育した場合、血中脂肪酸の上昇に伴い、ラ氏島内の中性脂肪含有量が上昇し、インスリン基礎分泌量は上昇した(これはグルコースに対する感受性の亢進を意味する)一方でグルコースに対するインスリン分泌は障害されることが観察されている。