関連情報

インスリンの働き

インスリンは生物が生命活動を維持するのに不可欠な大切なホルモンで、これが欠乏すると生きていけません。また、インスリンは見方を変えると、大切なエネルギー源のブドウ糖の流れを肝臓から血液中へ、血液中から細胞へと調節しているホルモンです。
以下に示すような働きを介して血糖を調節しています
1.筋肉、脂肪、肝細胞へのブドウ糖の取り込み促進
2.細胞内でのブドウ糖からグリコーゲンの合成を促進
3.肝臓での糖新生および糖放出の抑制
4.肝臓での蛋白合成の促進
血糖値の調節 インスリンによる血糖値の調節
bsnagarena.jpg
血糖値は、以下の様に食事からの流入分と肝臓からの放出分のINPUTと筋肉での燃焼、脳での消費、肝、脂肪組織での貯蓄にまわるOUTPUTとのバランスで100mg/dl前後に調節されています。
bsnagarenb.jpg
インスリン分泌量が減少したりインスリンの作用が減弱したりすると右図のように血液中の血糖が上昇してきます。