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抗肥満薬:消化管リパーゼ阻害剤

現在、日本ではまだ認可されていませんが、欧米ではオルリスタットという薬剤が抗肥満薬として効果があるという研究結果が英国の一流医学誌であるランセットに報告されています。日本でもオブリーンという名前でいよいよ発売になります。適応はDM、脂質異常を合併した肥満患者。
作用:食物内脂肪の吸収を約30%減少させる。
18歳以上の肥満男女473名に低カロリー食(必要カロリーから600kcal引いた熱量)を行いながら、プラセボ群とオルリスタット(120mg/日)群を2年間にわたり観察したところ、オルリスタット群で明らかに体重減少、コレステロール、中性脂肪の減少が認められた。(lancet 1998, 352 167-173)