最近、インターネット上でも個人輸入代行などでよく知られている薬です。これは、脳に働き、セロトニンの働きをすることで食欲を抑える薬剤です。一種の抗うつ薬です。食習慣を変えずに1ヶ月で5kg減量できるなどとうたい文句で宣伝がでています。ほんとのところはどうでしょうか? 確かにこの薬は、欧米で市販されており、数多くの臨床試験の研究報告もでており、確かにある程度効果があるとされています。また、副作用も不眠、いらいら感、焦燥感などがでるようですが、その頻度はあまり高くないとされています。
現在までの報告を見ますと、120~180%の肥満者を対象とし治療期間は8週間前後で、プラセボ(偽薬)で1kg前後の減量であったのに対し1日10mg以上を服用した群では平均5kgjほど体重減少が認められたということです。
しかし対象は結構な肥満者ですので、体重60kgの人が55kgになった訳ではなく、まあ体重100kgの人が95kgに改善したという感じです。ここに数字のマジックがあると思います。基本的には食事療法、運動療法を実行しながら補助に使用するという使い方が必要でしょう。使用するには医師に相談されることをおすすめします。
GLP-1作動薬
コレステミド
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